満足して使っていただける高品質なタオルを消費者の皆様はどれだけお買い求めいただいてるでしょうか?
はたして、実際の売り場には、使いやすいタオルがどれだけ存在するのでしょうか?
消費者の方々へ、売り場で購入する前に、目に見えないタオルの機能性について分かりやすくお知らせできれば、きっとお役に立つことになると思い本協議会が発足することになりました。
今まで、メーカー側の基準で決めていた事を、消費者の視点に立って分析、評価すれば、本当の意味で良い商品が売り場に並ぶことに繋がります。

私たちは、平成13年度、財団法人大阪産業振興機構から繊維産地活性化推進事業助成金の交付を受けて「タオル商品の用途別分類格付けシステムの開発」事業に取り組んでまいりました。
この事業は、わかりやすく表現すれば、タオル1つひとつにタオルに必要な機能性の評価マークをつけて、見たり触ったりするだけでは判らなかった「使いやすさ」を表示し、消費者が判断しやすいように販売するシステムづくりを行うことです。
先立って、現在売り場で販売されているタオルは、どのくらいの機能性を持ったものが多いか、実際に試験をしてデータベース化する必要がありました。約250種類のタオルを百貨店より購入し、公的検査機関(大阪府立産業技術研究所)にデータベース化を研究委託しました。
この数値を5段階に評価し、★の数で表示し、消費者の方々が一目で判るタオル機能ラベル表示システムを完成させました。

また、事業の推進にあたりましては、消費生活担当の新聞記者の方々や百貨店のリビング部門の方、デザイナーの方、また繊維部門の研究者の方々により、技術委員会を構成していただき、御意見、御指導を賜って進めてまいりました。本タオル格付協議会につきましても、技術委員会よりの提言を受け平成14年度よ組織いたしました。

今後も消費者の方々の視点に立った内容や方法でのシステムづくりを進めてまいります。

格付協議会の構成
製造、流通、販売、品質管理、消費者評価など、さまざまな視点からタオル商品を分析できるように、広い業界関係者でメンバーを構成しています。
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