タオルを使っている時、水を拭き取った箇所が再度皮膚に接触すると、冷たく不快に感じることがあります。またそのような場合、拭き取り感も決してよくありません。
これはタオルがすでに限界まで水を吸っていて、もうそれ以上水を吸収できない状態にあるからです。

反対にタオルの中にたくさん水を取り込むことができれば、タオルの表面に残る水の量も少なくなり吸水機能が持続します。
このようなタオルであれば、繰り返し拭き取っても快適に使用できます。

つまり、吸収できる水の量はタオルの重要な機能のひとつなのです。
格付協議会では、この機能を“たくさん吸う”として吸水性評価試験における飽和吸水量(ml/u)値で格付けを行いました。
分析調査を行った結果と併せて下記グラフで報告いたします。

 


【試験サンプル関して】
フェイスタオル、バスタオルそれぞれの試験サンプルは、2001年度に下記百貨店の店頭より購入したものである
[伊勢丹/近鉄/西武/高島屋/大丸/東急/阪急/松坂屋/松屋/三越/名鉄]
新品時には柔軟仕上剤等の影響により正確な吸水性が把握できないため、家庭用全自動洗濯機で1度洗濯を行った後、試験測定を行ったデーターである。