

タオルには、うすいタイプのものから厚いタイプのものまでさまざまな種類があります。
”お気に入りのボリューム感”や”使い勝手の良さ”には、厚さが密接にかかわっています。
でも”この厚さが最適”というのはありません。
それは、タオルを使用する環境や人によっても様々ですし”ふっくら感”や”やわらかさ”といった感性的な部分は個人差が大きいからです。
使い勝手や使用環境の視点からホテルのバスタオルを例にとってみましょう。
一流ホテルのバスタオルは、一般的には厚手でボリューム感があり、大人が使う場合には快適ですが、子供や力の弱い老齢者の方には扱いにくいかもしれません。
またホテルのゲストという立場なら使用後の洗濯など考えなくてもよいでしょう。
でも家庭で洗濯するとなると話はチョット違ってきます。
もし家族の多いご家庭でしたら、ボリュームのあるバスタオルだとすぐに洗濯機が満杯になって洗濯時間がかかってしまうからです。
洗濯は毎日のことですから結構大変です。
そのようなご家庭でしたら”厚いタイプのタオル”よりもかさ張らず乾燥性のよい”ややうすいタイプ”が良いかもしれません。
もちろん快適性を優先される方は”お気に入りのボリューム感”にこだわりを持たれるのも良いでしょう。
そこでタオル格付協議会では従来あいまいな言葉の表現でしか表せていなかった「厚さ」についても、その目安を5段階で提示していくことにしました。
「厚さ」は物理的な値であり機能ではありませんので★印でランク付けは行いません。
該当するゾーンをラベルに表示しています。
なお「厚さ」の分類はボリューム感が反映できるように目付[1平方メートル当たりの質量(g/u)]の値で表しています。 |
|